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〜千早ふる荒ぶるものを拂はんと 出で立ちませる神ぞ貴き〜 手作業な石見神楽サイト でででん堂
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*****    どんな舞がお好み de すか?    *****
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私は少年時代(1960〜70年代)、長浜社中の舞を観て育ちました。
当時の同社中の舞は「喧嘩舞」と称され、圧倒的なスピード感と激しく荒々しい振る舞いで有名でした。
鐘馗の鬼の猛々しい所作、殺気漂う天神の立ち合いなどは、ちょっと他では見られない迫力で、 まさに「荒ぶる神」の舞でした。
実際、当時の達人方は、他の社中へ教授に行かれていたようです。

さて、みなさんはどんな舞を「これぞ石見神楽!」と思ってらっしゃいますか?
慣れがそのまま好みとなって、「自分の地元の舞が一番!」という方がほとんどではないでしょうか。
そしてそれは、神楽を後世に伝えるために最も良いことだと思っています。

さて、逆にツッコミを入れたくなるのはどんな舞でしょう?
   「もひとつ鬼らしゅうないけー」   「口上が聞こやーせんけー」    「鬼がだいぶ疲れとりんさるけー」 …
お年寄りのそばで耳をすますと、こんな会話がよく聞こえてきます。
大阪で阪神タイガースを熱く語る人が多いのと同様、石見地方では多くの方が神楽の評論家であり、 特に、娯楽といえば神楽か映画ぐらいしかなかった年代の方にとっては、思い入れは強烈でありましょう。
私もよく小声でツッコんでます。 それはこんなときですね。

   ・面は大きくオドロオドロしいが、鬼としての動きが単調で、全く恐ろしそうにない。
    (必要以上に大きな面は、首・肩・腕の動きのじゃまなのです。)
   ・「塵輪」の鬼も「鐘馗」の鬼も同じ所作。 (面と衣装を変えただけかい! みたいな、、、)
   ・体力が不足ぎみで、 小回り膝つき の回転が遅く、「囃子は軽快、舞は鈍重」
   ・太鼓の上に乗るなどの余計な演出のため、動きが乱れダレが生じる。  ( ビシッと決まったのを見たことがない。)

どうやら私は、「激しさこそが石見神楽の命!」と思っているようです。

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